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第七十話 魔導剣士ロイ、盲点をつかれる

last update Date de publication: 2026-07-23 00:12:37

「お久しぶりです、ベイシック卿」

 ルンドンベアに帰ると、さっそくベイシック邸訪問。

 急いできたところに、茶の潤いが染み渡る。

「久しいですな。さっそく、用件を切り出すとしましょう、アハ=イシュケでの来たる学会で、皆さんに、シャックス、フォルネウス両者について、発表の補助をしていただきたいのです」

「なるほど。確かに、もっとも詳しく話せるのは、我々です。で、日程と報酬ですが」

 アハ=イシュケは、学術で有名な国家だ。

 茶を口に含む。

「明後日にでも、到着できればと」

 茶を吹く。

 オイオイ。オイオイオイオイオイオイ。

 早馬飛ばしても、三日はかかる距離だぞ。

「ごほっ。失礼しました。その、あまりにも無茶なスケジューリングでは……?」

 メイドさんが、しぶきを拭ってくれる。

「ああ、みなさんは、南方を旅していたからご存じないのですな。テレポーターが設置されましてな」

「テレポーター」

 つい、オウム返ししてしまう。

「相互の都市を、一瞬で行き来できるというスグレモノです。利用料は馬車よりかかりますが」

「それはすごい話ですね」

 相互に、一瞬で相手の喉元に大量の兵を送れるのだ。相
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